Panasonicななめドラム洗濯乾燥機の人気モデル「NA-LX129」と「NA-LX127」は、見た目もスペックもそっくりですが、じつは意外な違いがいくつかあります。
特にこれからの季節、「汗のニオイ対策」や「乾燥・消臭の仕上がり」にこだわるなら、しっかり比較して選ぶのが正解だと言えそうです。
この記事では、両モデルの機能差から実売価格、さらには「こんな人にはこちらがおすすめ」までを徹底解説します!
NA-LX129と127を比較してみると…基本スペックに大きな違いはありませんが、以下のポイントに差がありました。
NA-LX129とNA-LX127の主な違い
次の項目で詳しく解説していきますが、以上のポイントから見ると
- NA-LX129がおすすめな人:除菌・消臭からアレルギー対策までこだわりたい人
- NA-LX127がおすすめな人:温水洗浄・消臭機能があればOK!でコスパ重視で選びたい人
ということができそうです!
▼NA-LX129:除菌・消臭からアレルギー対策までこだわりたい人向け
▼NA-LX127:温水洗浄・消臭機能があればOK!でコスパ重視で選びたい人向け
それでは、それぞれの特長を詳しく見ていきましょう!
NA-LX129と127の基本スペックは同じ?違いはどこ?
「NA-LX129B」と「NA-LX127B」は、見た目もサイズもスペック表も、ぱっと見ではほとんど同じ。実際、洗濯・乾燥容量や基本の運転モード、スマホ連携(スマホで洗濯)など、ベースとなる性能は共通しています。
ただし、細かく見ていくと、以下の3点で明確な違いがあります。
違い①:操作パネルのデザインと材質
LX129の方は「アクリル製フルドット液晶パネル」を採用していて、デザイン性が高く高級感があります。一方、LX127は「モノクロ液晶パネル」で、機能は同じでも見た目の印象は少し控えめ。使い勝手や機能に大きな差はありませんが、見た目を重視したい人には129の方が満足感があるかも。
違い②:「次亜除菌・消臭」コースの有無
LX129だけに搭載されているのが、「次亜除菌・消臭」コース。洗剤を使わずに水道水と電気の力で次亜塩素酸を生成し、衣類の除菌・消臭をしてくれる機能です。ニオイ残りが気になる服や、頻繁に洗えないアイテムにも使えるのがポイント。127にはこのコースはありません。
違い③:「ナノイーX」の有無
LX129には、パナソニック独自の除菌・脱臭機能「ナノイーX(48兆)」が搭載されています。
洗濯終了後、自動でナノイーXを放出し、洗濯槽内の黒カビ菌やニオイの元を抑制してくれるため、より衛生的な状態をキープしやすいのが特長です。
一方でLX127には、ナノイーXは搭載されていません(自動槽乾燥のみ)。
そのため、花粉・ニオイ対策や黒カビ対策を重視したい人にはLX129の方が適しています。
洗浄力・消臭機能の違いは?汗臭に強いのはどっち?
では、次に選択の各機能について見ていきたいと思います。
まとめるとこのようになりました。
機能カテゴリ | NA-LX129 | NA-LX127 |
---|---|---|
温水洗浄 | ◯(40〜60℃) | ◯(40〜60℃) |
スチーム消臭/除菌 | ◯(「消臭・除菌」コース) | ◯(「消臭・除菌」コース) |
次亜除菌・消臭コース | ◯ | ― |
ナノイーX搭載 | ◯ | ―(非搭載) |
アレル物質抑制(ナノイー) | ◯ | ― |
これらの機能比較から「ニオイ・菌対策にこだわるなら、ナノイー搭載モデルに注目」ということが言えそうです。
NA-LX129とNA-LX127は、どちらも温水での皮脂汚れ対策や、スチームによる消臭仕上げが可能。汗をかきやすい夏場でも頼れる洗浄力です。
ただ、ナノイーXの有無が大きな違い。LX129では乾燥後にナノイーXで衣類のニオイや菌を抑えることができるので、「洗ったあとも清潔に保ちたい」「部屋干しのニオイを防ぎたい」といったニーズに強いです。
また、花粉やペットの毛、アレル物質ケアにも対応しているため、アレルギー体質の人や衣類のケアを重視したい家庭に向いています。
また、「次亜除菌・消臭コース」はLX129のみの機能で、洗剤を使わずに衣類の除菌・消臭ができるため、頻繁に洗えない布製品のケアにも最適です。
▼NA-LX129は:除菌・匂いだけでなく花粉などのアレルギー対策までしっかりケアしたい人におすすめ
▼NA-LX127は:洗浄・消臭の高機能をしっかりおさえながらも、コスパ重視で選びたい人におすすめ
運転モードごとのコスト比較(目安)
ただ、各運転モードごとのコストも気になるところです。
比較すると以下のようになりました。
機能カテゴリ | NA-LX129 | NA-LX127 |
---|---|---|
温水洗浄 | ◯(40〜60℃)/約31.7円 | ◯(40〜60℃)/約31.7円 |
スチーム消臭/除菌 | ◯(「消臭・除菌」コース)/約28.6円 | ◯(「消臭・除菌」コース)/約28.6円 |
次亜除菌・消臭コース | ◯/ほぼなし *電気代公式発表なし・わずかに発生する程度 | ー(非搭載) |
通常洗濯(温水なし) | ◯/約1.9円 | ◯/約1.9円 |
ナノイーX搭載 | ◯/ほぼなし *電気代公式発表なし・わずかに発生する程度 | ー(非搭載) |
※すべて「電気代のみ」の目安(1kWh=31円換算)
※水道代は含まず
※実際の使用状況や設定で前後します
これを見ると、温水洗浄・スチーム消臭・通常洗濯のいずれも、NA-LX129 / NA-LX127の両モデルでコストに差はなさそうです!
次亜除菌・消臭コース、ナノイーXはNA-LX129のみ対応ですが、追加の水道代等は発生なし、電気代もほぼかからないとされているので、コスト面では追加負担はほぼありません。
▼洗濯コストに関するまとめ
ランニングコストで機種を選ぶ必要はなく、機能面や仕上がりの好みで選ぶのが◎と言えそうです。
ジェット乾燥の仕上がりやコスト
では、次に「乾燥」はどうでしょうか?
まとめてみるとこのようになりました。
NA-LX129 | NA-LX127 | |
---|---|---|
乾燥方式 | ヒートポンプ式(共通) | ヒートポンプ式(共通) |
乾燥仕上がり | ○(やや高評価) | ○(129と同等クラス) |
乾燥シワ | △(厚手はややシワ) | △(同様) |
1回あたりの乾燥コスト(5kg想定) | 約20円前後 | 約20円前後 |
どちらのモデルも、「ヒートポンプ式」に加えて、Panasonic独自の「はやふわ乾燥(ジェット乾燥)」を搭載しています。
このジェット乾燥は、風の流れを衣類の間に通すことで、繊維を立たせながらふんわり仕上げるのが特長。ドラム式の乾燥にありがちな「ゴワつき感」や「衣類の縮み」を抑えてくれるのがポイントです。
実際に使ってみた人のレビューでも、「タオルがふわっと仕上がる」「ニット類もやわらかいまま」といった声が多く見られます。
また、乾燥による衣類の傷みや静電気も起きにくい設計になっているため、デリケートな衣類にも配慮された仕様になっています。
なお、消費電力・乾燥スピード・コストの面でも大きな差はありません。
ヒートポンプ式は省エネ性が高く、5kg程度の洗濯物なら1回あたりおおよそ20円前後で乾燥が完了します(電力単価31円/kWh換算)。
▼乾燥性能に関するまとめ
この章で紹介した乾燥性能については、両モデルで仕上がり・省エネ性ともにほぼ同等。
どちらを選んでも、ふんわり・低コストな乾燥が叶います。
「乾燥」についても、機種選びの決め手にはなりにくい部分と言えそうです。
夜洗いでも気にならない?運転音の違いをチェック
静音性は、家族が寝ている夜間や早朝に洗濯・乾燥をしたい人にとって、意外と大事なチェックポイント。
特に集合住宅では「乾燥の音が意外と響く」という声もあり、購入後の後悔を避けるためにも、事前に違いを見ておきたいところです。
以下は、両モデルの公称スペックから見た運転音の比較です。
比較項目 | NA-LX129 | NA-LX127 |
---|---|---|
洗濯時の音 | 約32dB | 約32dB |
脱水時の音 | 約39dB | 約39dB |
乾燥時の音 | 約46dB | 約46dB |
ご覧の通り、スペック上はどちらも同じ数値。洗濯・脱水・乾燥いずれの工程でも、大きな違いはありません。
ちなみに、一般的に「図書館レベルの静かさ」が約40dB前後、「エアコンの室外機レベル」が50dB程度と言われています。
この数値を見る限り、両モデルとも夜間の使用にも配慮された静音設計だと考えてよさそうです。
ただし、乾燥時の音については「若干の風切り音が気になる」という口コミも一部見られるため、可能であれば展示品などで実機の音を体感しておくと安心です。
▼静音性能に関するまとめ
こちらも両モデルとも性能は同等で「かなり静か」ということが言えそうです!
比較まとめ|NA-LX129と127、どっちを選ぶべき?
ここまでの各機能についてまとめてみました!
比較項目 | NA-LX129 | NA-LX127 |
---|---|---|
ナノイーX | ○(消臭・除菌・花粉・アレル物質抑制) | ― |
温水洗浄 | ○(40~60℃) | ○(40~60℃) |
スチーム消臭/除菌 | ○(専用コースあり) | ○(専用コースあり) |
乾燥方式 | ヒートポンプ乾燥(ジェット乾燥) | ヒートポンプ乾燥(ジェット乾燥) |
運転音 | 標準的(深夜もOKな静音設計) | 標準的(深夜もOKな静音設計) |
洗濯/乾燥のランニングコスト | 両機種同等 | 両機種同等 |
■ 結論:どんな人にどっちがおすすめ?
- NA-LX129がおすすめな人
- 衣類や寝具の「汗臭」や「部屋干し臭」が気になる
- 花粉やアレル物質、菌の対策もまるごと1台で完結させたい
- 家族にアレルギー体質やアトピー体質の人がいる(※日本アトピー協会推薦品)
- 洗濯後のニオイ残りに敏感で、徹底的にケアしたいタイプ
- NA-LX127がおすすめな人
- 泡洗浄・温水・スチーム消臭など、基本+αの機能はしっかり欲しい
- 「はやふわ乾燥」などコスパのよい高機能モデルを求めている
- ナノイーXがなくても、日常的な洗濯には不満なく使いたい
どちらも優れた機能を持つモデルですが、
重視するポイントが「ナノイーX」や「湿度・ニオイ対策」ならLX129、
「洗濯・消臭性能」と「コスパ」の両立ならLX127、という選び方がしっくりくるはずです。
あなたの暮らしにぴったりな1台を選んでくださいね。
▼NA-LX129:除菌・消臭からアレルギー対策までこだわりたい人向け
▼NA-LX127:温水洗浄・消臭機能があればOK!でコスパ重視で選びたい人向け
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